食べものを噛んで消化を助けるという働きのために、歯の存在は欠かせません。それだけではなく、歯は話す時にも大きな役割をしています。そして歯の状態は体の隅々にまで影響を及ぼし、寿命さえも左右することが広く知られるようになりました。そのため、万が一欠損してしまった場合などには、適切な治療を受けることが重要です。
そんな時、まわりの歯を削ることなく安定した環境を作ることのできるインプラントに注目が集まっています。インプラントというのは、本来は体内に埋め込まれるチタン製の器具全体を指す名前です。医療現場では広く使われており、歯科医院などで用いられているものはデンタルインプラントと呼ばれています。材質はチタンだけとは限らず、チタン合金なども使われており、顎骨に埋め込み失われた歯根の働きをするものです。
これが支柱となり、その後のベースになるため高い技術が必要になります。形はネジのようになっており、優れた機能性を持ちます。この支柱の上から人工の歯を固定して仕上げることから、優れた安定感が特徴です。このためメリットも多く、例えば見た目に関しても、かなり自分の歯と近くなります。
実は見た目のみならず構造的にも当てはまり、長時間しっかり噛めるという利用者の声も決して少なくありません。インプラントの構造は通常3層になっており、インプラント体という歯根部と上からかぶせる人工の歯、そしてこの2つを接合するアバットメントから形成されています。個々が独立しているため、どれかひとつに不具合が起きても対応がしやすくなることも、人気の秘密です。