今の時代では、医学部人気であり、歯学部はそれほどではありません。以前は花形の医療系の仕事として人気のあった歯医者ですが、現在はかなり過剰になっていて、それほど人気がなくなったのです。それには理由があります。一つとして、一時期大学の歯学部が少ないということで増設をしてしまった時期があり、増やしすぎてしまったためにかなりの歯医者がいるようになってしまったことです。
需要に対して、人数も多くなりすぎてしまい、開業する歯医者も増えてしまいました。ですから、現状としては全国的にも歯科医院がコンビニエンスストアの数の1.5倍くらいになっているといわれています。歯医者に隣りに歯医者がある、歯医者のむかえに歯医者がある、といった状況を見ることもよくあることでしょう。その分、患者を獲得するためにより競争が激しくなっているのです。
歯科医院としては、いろいろな工夫をしながら経営をしているところが多くなっています。例えば、診療時間を延ばすような工夫をしていることです。夜遅くまでやっているところも増えたり、休日でも診療をしたり、患者が通いやすい環境を作っていたりするのです。また、歯科医院としてもいろいろな専門科目を取り入れたりするようなことをしているところもあるのです。
専門科目として、わりと新しいものとしてはインプラントや矯正治療などがあります。そして、一度来院した患者にははがきなどで次回の来院を促すようにしていたりする場合もあります。