渋谷の歯科でデンタルフロスの重要性を知る

良い歯科医の見分け方

自分の通っている歯医者さんが良い治療をしてくれているかは、そこしか利用していないと、なかなか分からないものです。治療した歯が1年でぐらつくのは普通のことなのか、半年も通っているのに治療があまり進んでいると感じないのは丁寧にやってもらっているからなのか、受診者のほうではよく分からないものです。そこで、いつものように予約を入れて、信頼して治療を進めてもらうことになります。しかし、もしどのような歯医者さんが良い歯医者さんかを判断できるような基準があれば、客観的な判断ができるはずです。

笑顔一つ見せず黙々と治療を進めるのは、良い歯医者さんなのか、なかなか判断がつきません。そこで、一つの方法として、口コミを利用してみるというのがあります。近所にその歯科医院の利用者がたくさん集うようなコミュニティがあればいいのですが、都合よくはいきません。そのため、インターネット上の口コミサイトを利用してみるのです。

ネットの口コミサイトでは、利用者は客観的な意見を述べているわけではありません。単に不満を述べているケースも多いものです。しかし、多くの生の意見が寄せられていることで、その中から見えてくるものがあるのです。「担当医がきちんと治療のスケジュールを説明してくれた」「詰め物の種類などを保険のことを交えて話しながら判断を委ねてくれた」、などという意見で良い歯科医ということが分かります。

口コミサイトの歯科医への否定的な意見も参考になります。「待合室が片付いていない」「トイレが清潔じゃない」という意見だけで、あまり良くない歯医者さんということが分かるのです。心地良く受診してもらいたいという気持ちが見えてこないからです。そのような歯医者さんでは、受診台に座る前から、治療もあまり期待できそうにないと思ってしまいます。

こうした意見も利用者の生の声ということでかなり説得力があるわけです。ネット上の口コミサイトでは、よほどのことがないと、相手を褒めるようなことは書かれないと言われています。もし絶賛するような意見が掲載されていれば、かえって“やらせ”のにおいもすると。しかし、多くの生の声が寄せられていれば、少なくともその中から拾う価値のある意見はあるのです。

また、インターネットサイトの中には、関係者によってつくられた良い歯医者さんの見分け方というものを掲載したサイトもあります。見分け方のポイントをいろいろ挙げて、その中でいくつかをクリアしていれば良い歯医者さんといえるというわけです。そのサイトでは、ポイントとして、診察室に入る前の玄関先や受付の接客態度、治療器具について、歯科医師の説明の仕方などの項目を設けてチェックするようになっています。自分が通っている歯医者さんが客観的にどうであるか分かるように、納得できるような質問項目が設けてあるので、一度チェックしてみるといいでしょう。

良い歯科医院と悪い歯科医院の見方を案内しているサイトにおけるチェック項目は、あくまで受診者側の立場からのものでなければなりません。ときどき同じ歯科医から見た良い歯医者さんの見分け方や歯科助手から見た良い歯科医の見分け方というサイトを見つけますが、それは自分たちにとっての良い歯科医になるので、少し違うはずです。歯科医の見分け方を案内するサイトでは、さまざまな角度から歯医者さんをチェックするようにアドバイスしています。たとえばチェック項目は、クリニックの概観やスタッフの対応など診療以前に確認できることに加え、診察室の器具や設備など、そして歯科医の治療の進め方などを見極めるようにとしています。

たとえば、クリニックの建物が古くても、待合室や受付が整理されていて清潔感があれば合格としています。また、スタッフの気遣いや心のこもった応対がされているかもチェックしたほうがいいとアドバイスしています。次に見るべきところは診察室で、全体を見ることが大事であるとしています。コストのかかる使い捨てのコップが用意してあるか、古い治療器具ばかり置いていないか、設備投資ができているかなどを見るべきと指摘しています。

歯科医師については、診察を事務的に進めていないか、親しみやすい言葉遣いかなどが自分で直接確かめられるはずです。良い歯科医なのかを自分の目で確認しようとするとき、一番チェックしなければならないのは、歯科医の治療方針の説明や実際の治療するときの態度です。虫歯を安易に抜こうという医師は警戒したほうがいいと言われますが、不安を抱かせるような言動もチェックしたいところです。治療について、いくつかオプションを用意し、受診者に選択してもらうというのは良い歯医者さんの証と言えます。

ときどき、高額な治療に同意してもらおうという気配が見られるのも事実。そのような気持ちを抱かせない態度がベストです。また、治療について痛い方法をとらないというのも診察者側の気持ちを考えていると捉えることができます。もし、それがどうしても必要な治療ならば、最初に痛くなることを告げてくれるなどの親切さも要求されます。

また、神経を抜いたり歯を削るときは、一言伝えてくれることが不安を与えないので望まれるところです。診療がどのような形で進められているかは、受診者本人も関心のある部分。診療をはじめる前に、前回の診療の内容と今後の進め方を具体的に説明してくれるのは、たいへんありがたいものです。また、このときにレントゲン写真などを用いて説明してもらえれば、歯科医への信頼も深まります。

歯科医個人の経歴などについても、知ることができれば安心です。治療の実績がどれくらいあるかなどを知ることができれば、少なくとも不安なく診察台に座ることができます。歯科医個人の経歴や治療実績などについては、その歯科医院のホームページなどが作ってあれば、容易に調べることができるでしょう。臨床経験が5年以上あって、開業後もセミナーなどに参加して勉強を続けているような歯科医を選ぶべきといわれています。

公開していれば歯科医師のおおまかな経歴や詳しい治療分野などを調べるのは難しくないでしょう。それに、どのような治療を得意としている歯科医なのかが分かれば、歯の治療に対して敬遠したい気持ちも薄らいできます。積極的に受診しようという気持ちも湧いてきます。ほかに、治療後のケアがしっかりしている歯科医にも信頼感が湧いてきます。

正しい歯の磨き方を指導してくれたり、半年後に詰め物のチェックをしてくれるなど、治療が済んだらお別れという態度ではないのは温かみさえも感じます。それに、良い歯科医に出会えたという気持ちはだれかに伝えたくなるものです。もし、だれかが歯の治療で悩んだり迷っているときには、その歯科医を紹介しようという気持ちにもさせてくれます。街の歯科医はほぼ個人事業主で、毎日歯の治療を進める一方で、歯科助手の指導をしたり、製薬会社の担当の話を聞いたり、また歯科技工士と打ち合いを重ねたりして、仕事のさまざまなことを自分で決断して進めています。

経営者の立場にもいて、仕事中心の多忙な毎日を送っています。受診者は、そのような歯科医の事情を察することもなく、あまり痛くしないで、治療はどれくらいで終わるの、などと無責任なことを言います。もともと、一般の人は歯科医嫌いといえます。虫歯が痛みだしたので仕方なく通うだけです。

そのため、虫歯が治ると、アフターケアもそこそこに、多忙なのを言い訳に通うのをやめたりします。歯科医とのあいだに信頼関係が築かれる前に、足を遠のけてしまうのです。だから、歯科医の気持ちもあまり受診者に届いてはいません。歯科医が受診者のことを考えて適切なアドバイスをしても、受信者のほうで素直な受け取り方をしないのです。

こういった事情では、歯科医と受診者が信頼関係を結ぶまでには、かなり時間がかかります。受診者はかなり通い詰めなければなりません。長く通うのは虫歯がひどいからであり、その背景で健全な関係が築けるかは少し疑問です。そこで、考えたほうがいいのが定期検診です。

受診者は、歯科医に自分の歯の管理をしてもらっていると考え、プロのアドバイスを聞きに行くという態度で接していけば、健全な信頼関係を築くことができるでしょう。

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